GW創作話①武神降臨～黄禽族の乱～

2018/04/27
02:00

　九州のどこかにあるプラモとフィギュアが自分の意志をもつ世界「ルナミアタ・ワールド」

かつてそこで「ジヲンの乱」と呼ばれた戦いが起こった・・・・　世界を武力で統一しようとした「ジヲン」とそれに対抗するレジスタンス「騎士団」。両軍の戦いは騎士団の勝利によって幕を閉じたが、激戦の中で団長をはじめとした団員の主要メンバー半数が行方知れずとなった。残った者たちは「ルナミアタ・ワールド」の一日も早い復興のため必死に活動していた。

　ある日正体不明のモンスター「黄禽族（こうきんぞく）」が現れた。奴らは戦闘を得意としない人間達を襲撃した。

ピヨォ・・ピヨォ・・

女生徒「あんなでかいひよこに食べられるなんて嫌よ！」

男生徒「ミッチー逃げるんだ。俺がおとりになって時間を稼ぐぜ。」

教師「馬鹿なことを言うんじゃない。助けを待つんだ。」

男生徒「助けなんて来るのかよ。」

「黄禽族（こうきんぞく）」がバリケードを破り人間達に襲い掛かろうとしたその時、

「幸村見参！六文銭は三途の川の渡し賃、死にたい奴からかかってきな！」

突如あらわれた赤備えの武者ガンダムが人間たちの危機を救った。

直江兼続ガンダム「幸村だけにいい恰好させるものかよ！」

続いて現れた「愛」の前立てを兜につけた武者ガンダム。

「武田信玄参上！」

「上杉謙信推参！」

風林火山と記された軍配を持つ武者と白馬に跨った武者が残る黄禽族（こうきんぞく）を蹴散らした。

女生徒「助かったわ。」

男生徒「凄かったなミッチー。あれがうわさに聞いた騎士団ってやつか？」

男教師「騎士団は半分近く脱落してこんな辺境に来てくれるとは思えない。」

女教師「じゃああれはいったい？」

　彼らは騎士団の一人「ガンダムアストレイ」に剣術の極意を教わり異世界の武将の魂と融合し甲冑に身を固めた「武者」。

ジヲンの国のとある秘密工場。そこではジヲン軍団の生き残りジオングが黄禽族を操り世界征服を企んでいた。

「ワハハハハハハ！騎士団が手先をよこすことなど想定済み。黄禽族を使って世界を支配しジヲンの理想を再び掲げるのだ。」

次回を待て

あとがき

こんばんは、ひねもすです。エイプリルフールにやった創作話シリーズご好評につき（？）新作発表です。本当は自分がやりたかっただけです。前と同じように写真を使いまわしてたまに新規撮りおろし写真を混ぜようかと思ったんですがやっているうちに全部新規写真になってました（笑）。GW中にぼちぼち投稿しようと思います。ではまた。